ご挨拶

カメラマンが、モデルの○○を撮りたい。
カメラマンが撮影会に足を運ぶのが、撮影会の常識でした。
カメラマンがモデルにモデル料を支払い、撮影する権利を得る。
それが撮影会でした。

人気モデルの出演する撮影会では、募集枠が募集開始と共に瞬時に埋り、抽選になり、しかしそれはほんの一握りの人気モデルの話であり、多くのモデルは、出演エントリーをしても、被写体に選ばれることなく、当日現場に足を運ぶこともなく、次のエントリーに挑みます。ヘアスタイルを変えて、メイクを変えて、技術を身に付けて。
そうやって「選ばれる」ために必死に努力を重ねています。

撮影会モデルの多くはモデルは副業であり、本格的にレッスンを受けたモデルも少ないのも事実です。
しかしながら撮影会にエントリーし、そこでモデル料を得ているモデルは
「戦いの場に自ら挑む強い女性たちです」
アマチュアであろうと、副業であろうと、表に顔を晒し選ばれないかもしれない恐怖を抱えながらも、自分という商品で勝負する覚悟をもった強い女性たちです。

金銭が発生する撮影は相互無償とはまったく違います。
支払いを受ける多大な責任を負いながら、それでも楽しく、良い作品を共に作りたい、そんな思いを持った強く逞しい女が活躍する撮影会業界。

 

カメラマンの皆さん
戦いに挑んでみませんか?

自分の写真は選ばれるのか
・自分の撮影スタイルは選ばれるのか
・あらゆる顧客(被写体)の感性、ニーズにを受け止め、それと自身の作風を組み合わせていく作業。
・クライアントであるモデルの要望を叶える、商売としての感覚

どれもが通常撮影会に参加者として参加している限り、知ることが出来ない新しい感覚だと思います。

そしてこれらを知ることで、自分は本当に何を(誰を)撮りたいのか選ばれる喜び選ばれなかった理由の探求仕事として写真を撮るということ、
様々なことが現場で実感でき、今後の力になると同時に、

モデル側が抱えているプレッシャーを体感することで、WSなどで開催される
「モデルとのコミュニケーション講座」ここで知識を頭に入れるより、カメラマンと被写体の思考の違いや
コミュニケーションにおいて必要なことを身を以て知ることが出来る時間にもなると思っています。

今回、逆転撮影会では出演カメラマンからの「出展料」は頂かないことに致しました。
また「モデルが、このカメラマンに撮ってほしい」とカメラマンを指名し支払った撮影料は、マージンをを指しい引いた金額をカメラマンに還元致します。

立場は逆転し、自分の撮影価格を自分で設定する。
とても恐ろしさを感じる企画かもしれません。
でも、とてもワクワクしませんか?

フォトコンのように、「誰か権威ある先生」が批評を下して一番を決めるのではなく
「撮られる側」の人間たちの、「あなたに撮られたい」の意思表示を身を以て感じられる体験にはまた特別のものがあると思います。

何よりも
立場の逆転から、相手への理解が生まれ
今後の撮影がより信頼に満ちた、素晴らしい作品制作のの火種となることを願っています。
乱立し、荒れつつもある撮影会が、作品を生み出す場、訓練の場という原点に戻っていく流れが少しでも生まれれば、そんな夢も抱いています。

多くのカメラマンのエントリー、多くのプロモデル、アマチュアモデル、一般の被写体の方々の参加を心よりお待ちしています。

 

逆転撮影会主催・代表 よさの麻由

 

よさの麻由
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よさの麻由 / Yosano Mayu

<略  歴>

商業モデル、撮影会モデル。1982年生まれ。桐朋芸術大学演劇科卒業後各種舞台に立ち、その後、グラビアアイドルとしてデビュー。
DVD数本をリリース。RQ、女優、ダンサー、と活動する傍ら、雑誌にてコラムを担当。
15年出演し続けてきた撮影会が、SNSの普及により大きく変化していることを感じ、2017年より撮影会モデルの本音を綴るブログ「よさの麻由の撮影会モデルはみだれ髪」を開設。
撮影会の在り方や、モデルとカメラマンといった立場の違う人間同士が共同作業を行う写真撮影が、もっと円滑で面白いものにならないかと、今回の「逆転撮影会」を企画。
私生活では2014年に第一子を出産。
シングルマザーとして働く中「女性が写真に撮られるということ」の持つカウンセリング的可能性を感じ、ママのための写真の撮られ方講座など行政にも働きかけ活動中。